
About Us
日本ジュニアソアリングクラブとは
基本理念
日本のグライダー界が抱える「課題」
日本のグライダー界は、他のスカイスポーツに比べて比較的若い年齢層が活躍しています。その理由は、大学生を中心とする大学航空部の存在があるからです。これにより、多くの若者が空を飛び、活気ある環境が保たれています。大学から新しい挑戦を始めることは本当に素晴らしいことであり、歓迎されています。
しかしその一方で、多くの学生が卒業と同時にグライダーから離れてしまうという現実もあります。グライダーの魅力という問題もあるはずですが、「大学で新しいことを始めたい」という動機からスタートした学生たちにとって、4年間でソロ(単独飛行)を出たりライセンスを取得したりした段階が一つのゴールになってしまうことが多いようです。これは非常に、もったいなく、残念なことです。
「ただ空を飛びたい」若者たちのインキュベーターへ
私たちは、この現状を変えたいと考えています。
日本の航空法では「14歳からグライダーの練習を始められる」という素晴らしい規定になっています。私たちは、そもそも「空に憧れている」「グライダーで飛びたい!」という強い熱量を持った14歳からの若者を迎え入れます。
目指すのはヨーロッパの航空クラブのような姿です。
ジュニアパイロットたちが妻沼の空を生き生きと飛ぶ姿に憧れて、滑空場には自然と小学生たちが集まってくる。そして次の世代へと空への憧れが引き継がれていく――。JJSCは、そんな若き情熱を育て、未来へ繋ぐ「インキュベーター(孵化器・育成の場)」となることを目指しています。
活動内容とトレーニング体制
JJSCは法人格を持たない任意団体ですが、若者たちが安全に、そして着実にフライトを学べる環境を準備しています。
活動の基本は、埼玉県熊谷市の妻沼滑空場での年間10回(週末)程度のフライト活動です。指導員(教官)が同乗して実際のフライトを経験していきます。
しかし、グライダーの1回のフライト時間は5分から10分程度と短いため、実際の飛行だけで操縦を覚えていくのはなかなか大変なことです。そのため、当クラブではフライトシミュレーターを使った自宅での基礎訓練を取り入れています。
ご自身のパソコンとジョイスティックをご用意いただければ、最先端の教育システムを使って自宅で空中感覚を身につけることができます。
このシミュレーター教育は、アメリカの第一人者であるスコット・マンリー氏から直接教えを受けたノウハウに基づいています。日本国内でのフライト活動が難しかった2020年のコロナ禍にマンリー氏とオンラインでのマンツーマンレクチャーを重ね、約10時間・計10回の講義を通じてその指導ノウハウを日本に移植しました。
ただ、このシミュレーター訓練を実際に進めていくなかで、人には2つのパターンがあることが分かってきました。
シミュレーターにのめり込める人
画面の中の世界を実際のコックピットと同じ感覚で捉えられるタイプです。この場合、画面上での練習の成果が、そのまま実際のグライダーの操縦技術の向上に直結します。
画面と本物を別々にとらえる人
コンピューターの画面は画面、本物の空は別物と認識するタイプです。
これはどちらが良いというわけではなく、その人が持つ大切な個性です。
私たちはそれぞれの個性を大切にしながら活動していきたいと考えています。シミュレーターでの練習がうまくハマる人にはこのシステムを大いに活用してもらい、そうではない人には、それぞれのペースや個性に合わせたステップを一緒に考えていきます。
活動沿革
| 2026年(令和8年) | 日本ジュニアソアリングクラブ発足 日本学生航空連盟に加盟 第1回活動を実施 |